浦安コペルニクス総研・ブログ版

普通の人々が、日常の生活と浦安市の市政の関係を考えていく仕組みをつくりたい。 行政主導の市政から、市民主体へ、 コペルニクス的転換を試みる「行動する」研究体です。

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No.29 じゃ、市庁舎はどうする?

誤解の無いように記しておきますが、私は「市庁舎の建物を新築する必要はない」と思っているわけではありません。どんな市庁舎のあり方が望ましいのか、これまでの経過にとらわれず一度徹底的に意見を集めてから計画を再スタートする方が、誰にとっても良い結果になるんじゃないの?というのが私の考えです。

私は以前、企業のCI(コーポレート・アイデンティティ)や「ブランディング」づくりを支援する会社で、企画職の仕事をしていました。一言で言えばそれは、企業や組織の意思・思いを総意として紡ぎ合わせ、関係社会に伝えていくためのやりかたをケース・バイ・ケースで構築する仕事です。この仕事は大きく2つに分けることができます。
1つは、「組織の意思・思いを総意として紡ぎ合わせる」段階。次が、「その思いを関係社会に伝えていく」段階。
広告作成やシンボルマークのデザイン、社名変更などを伴うことが多いので後半の段階がクローズアップされがちなのですが、重要なのは実は前段の部分です。
その企業なり組織が「何を信条として、何を世に提供していきたいのか」ということを明確にして、組織の構成員がそのことを一緒に考え、取り組んで行く態勢が整わなければ、デザインや広告だけ作っても中身が伴わず、まったく意味をなさないからです。
そこで、私が所属していた会社ではまず関係者に対し徹底的にリサーチを行っていました。社員全員に対し10ページにも及ぶアンケート調査を実施し、自分たちはどんな会社でありたいと望むのか、現状のイメージはどうか、企業力は、社内組織は、などの情報を集めます。
このアンケートを基に、得たい情報をより深く得るため、企業のトップ層、中間管理職層、一般社員層に個別あるいはグループでインタビューを行うと同時に、その企業の取引先にも赴いて現状の問題点や課題を浮き彫りにしていきます。
さらに、その企業から各方面に発信される情報(広報誌や社内報、会社案内、広告、社員手帳、株主向け冊子、商品パンフレット、WEB、名刺、封筒、建物サイン、看板、車両等など)を集めてコミュニケーションの状況を把握します。
そうした1次情報を収集・分析して共通の認識基盤をつくり、それをベースに今度は社員自身が自分たちの向かうべき像を様々な手法で議論するのです。このプロセスを経る事により、理念の共有がなされ、多くの部門の社員一人ひとりが思い描く未来と、企業全体として描く未来が一致を見るのです。
と、書いてしまえばカンタンですが、これは相当エネルギーの要る作業で、時間もかかります。そのかわり、うまく進めばダイナミックな結束力が生まれ、全員が共有する一体感や達成感も大きな物になります。何より、上意下達式のプロジェクトや単純な多数決では決して得られない、「自分たちの手で自分たちの未来を決める」満足感が生じるのです。

前置きが長くなりましたが(って、いままでのは前置きかいっ)、市庁舎建設のような大きなプロジェクトで、様々な立場の意見があまたあるテーマにおいては、同じようなプロセスが有効なのではないでしょうか。
市庁舎を利用する人、そこで働く人、建てようと計画する人、できるだけ多くの人々の声を集めて関係社会全部を巻き込んで、みんなが共有・共感できる市庁舎像を一度描いてみたい、と考える人は少なくないはずだと思うのですが。

11月4日(日)文化会館中会議室にて行われる「新庁舎建設再開の是非を考える自由討論会」は大変良い機会です。
たくさんの方々が参加できたら良いなあ、と思います。時間は14 時00分〜16 時30分です。

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