浦安コペルニクス総研・ブログ版

普通の人々が、日常の生活と浦安市の市政の関係を考えていく仕組みをつくりたい。 行政主導の市政から、市民主体へ、 コペルニクス的転換を試みる「行動する」研究体です。

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No.017 パッチワークキルトと街づくりの夢

patchwork

3月16日(金)、浦安市民プラザ Wave101の市民ギャラリーで行われていた「パッチワークキルト展」に行って参りました。失礼ながら開催されていることすら知らず、観覧したのはまったくの偶然でした。

パッチワークキルトというと「アメリカの素朴な民芸品」というイメージしかなかったのですが、入り口のガラスを通して見える絵画のような展示作品の迫力に圧倒され、つい会場に引き込まれてしまいました。入って作品を見ると、まさに驚きの連続でした。
ルネサンス期のカテドラル(大伽藍建築)の天井を思わせるもの、エッシャーのような立体感を感じさせるもの、水彩画のように淡く繊細なもの、抽象画や現代美術のようなもの。ヨーロッパの伝統的な紋様やミステリーサークルを連想させる物もあります。一転、箱根寄木細工にも似た色調と構成の作品や、古代裂(こだいぎれ)で構成した和風のもの、中には、定期的に届く指示に従って制作するため出来上がるまで全体像が分からないミステリーツアーという、楽しくかつコンセプチュアルな作品もあり、とても印象に残りました。パッチワークキルトがこれほど創造的で楽しい世界だったとは、本当に思ってもみませんでした。

素材になっている一つひとつの布は、それぞれ来歴を持っています。昔、おじいちゃんやおばあちゃんが身に付けた着物だったり、民家の押入れに眠っていたものだったり。遠く外国からやってきた布切れもあります。そうした個性ある布たちが、それぞれの質感や色を活かして再構成され、時間をかけて、制作者の愛情に育まれながらひとつの大きな作品になるのです。私は今回の展示会を見て、パッチワークキルトとは出来上がった作品そのものはもちろんのこと、それが作成される過程(プロセス)にこそ意味があり、アートがあるのだという思いを強く持ちました。

実はこの世に偶然はない、といいます。偶然入ったかのようなこの展示会で、私は「一つひとつ異なった個性を大切にしながら、総体としてひとつの大きな絵を創造する」非常に象徴的なイメージをいただいたような気がします。
浦安という大きな街に、一人ひとり個性あるたくさんの人々が暮らしています。それぞれの人々の歴史、考え方など多様性を大事にしながら、どうやって「浦安市」という一つの街、作品に仕上げるのか。これを紡ぎあわせるためには、一針づつそれぞれの布と対話しなくてはなりません。

会場には、多くの会員さんが部分部分を担当して、一つの作品に仕上げたものもありました。全体と部分がしっかりかみあって、美しいシンフォニーが奏でられるのです。
街づくりは常にプロセスです。これで完成、ということはありません。美しいパッチワークキルトを創造するプロセスに倣い、全体像をイメージしながら一人ひとりの市民と対話していく。市政を志すひとりとして、いつもそうありたいと思わされた体験でした。

会場にいらした皆様、会員の皆様、大変ありがとうございました。
なお、展示会および主催者に関しては、下記ホームページをご参照ください。
http://homepage3.nifty.com/chestnut-grove/index.htm
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テーマ:政治・地方自治・選挙 - ジャンル:政治・経済

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