浦安コペルニクス総研・ブログ版

普通の人々が、日常の生活と浦安市の市政の関係を考えていく仕組みをつくりたい。 行政主導の市政から、市民主体へ、 コペルニクス的転換を試みる「行動する」研究体です。

No.23 自治基本条例

4月15日発行の「広報うらやす」をお手元にお持ちの方は、2ページ目を開いてみてください。左上に、「集中改革プランがスタートします」と掲げられているのが目に入ると思います。
「集中改革プラン」とは、浦安の行政改革を強化するため、このほど策定された政策プランです。重点事項の6「市民との協働に向けた環境づくり」というところを見ていただくと、「自治基本条例の検討」というタイトルに続き、小さな文字でわずか2行、「自治体のまちづくりの憲法にあたる、自治基本条例の制定について検討を始めます。」と書かれています。
実はこれこそが前回の記事で記した、「二元代表制の地方民主主義の仕組みの中で、市民の声を本来的な意味で市政に反映させるため」の「重要な事柄」なのです。

自治基本条例という言葉をお聞きになったことがおありでしょうか。最近多くの自治体でその制定が盛んに行われているもので、市町村レベルでは、2001年4月制定の北海道「ニセコ町まちづくり基本条例」が最初です。都道府県単位では、2002年10月の「北海道行政基本条例」が最初の事例だと言われています。

「広報うらやす」の記述を読むと、浦安市は"市民との協働"の文脈でこの自治基本条例を捉えようとしているようにも見えます。しかし、自治基本条例は当然その領域にとどまるものではありません。"市民との協働"だけなら、すでに「市民参加推進条例(2004年3月制定)」があります。この条例がなぜ"まちづくりの憲法"、"自治体の憲法"と呼ばれているのかを考えれば、本来の意義が明確になります。

憲法、といわれるからには、この条例は第一に最高規範としての性格を持ちます。すなわち、「この条例に違反する他の規則や条例は制定できない」という強い効力を発揮するのです。

第二に、この条例は浦安市の運営のルールを定めるものになります。自治体は主権者たる市民、執行者たる行政(市長+職員)、議決機関たる議会(議員)での3者で運営されます。この3者が、どのようにそれぞれを位置づけ、関係性を定めるのか、をここで明確に規定します。

第三に、基本的な制度の項目を網羅する唯一の条例になるということです。その範囲は、およそすべての市の業務、つまり情報公開や共有、市民参加、政策形成と計画化・評価の過程、行政執行機関の責務と組織のあり方、職員について、議会の責務と議会制度のあり方、行政の公正と信頼のための諸規定、セーフティネットとしての条例見直し手続き、そして住民投票制度、など、あらゆる領域に及ばなくては意味を持ちません。市民参加推進条例や、2007年3月議会で可決された政治倫理条例などすでに先行して存在する目的別の条例は、自治基本条例に示される理念・原則に基づいて、具体的な制度について定めるものとなる訳です。

いままで全体像がわかりにくかった街の成り立ちというものを、しっかり明文化し、共有する意味で非常に意義のある条例といえるでしょう。

ちなみに、2006年12月、制定を試みた我孫子市では議会の猛反発に合い否決されています。
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/15,23749,81,273,html

とても大きなテーマなので、主権者たる市民、執行者たる行政(市長+職員)、議決機関たる議会(議員)のすべてに勉強が必要です。
これから本「浦安コペルニクス総研」では、この自治基本条例を重要項目として取り組んでいこうと考えています

※先進事例として、三鷹市の取り組みをリンクで紹介しています。参考にしてください。
http://www.sotech.co.jp/mitaka/

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No.022 市民会議の中間報告会

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すでにご承知の通り、浦安市では市民有志およそ200名を集めた「第2期基本計画策定浦安市民会議(通称・市民会議)」を組織・運営しています。昨年8月の市民会議立ち上げから約8ヶ月間にわたって進めてきたそこでの議論の内容を発表するため、5月12日(土)、中間報告会が市民プラザ WAVE101で開催されました。
http://www.challenge-urayasu.jp/

主催者によれば、当日は約250人が集まったとのこと。残念なのは、「市民会議全体での共有」だけでなく、「広く市民に公表する」目的があったにもかかわらず、私のような一般市民の参加がほとんどなかったことです。会場に集まったのは市民会議メンバーの皆さん、市長はじめ市役所の部課長職以上、そして8名の市議会議員。議員には座長名で招待状を送ったとのことでした。

市民会議は、
・都市経営
・街づくり
・暮らし・環境
・健康・福祉
・教育・生涯学習
・市民活動・交流
の6つの分科会に分かれています。
メンバーの皆さんによるプレゼンテーションは各分科会ごと15分づつ。これまでの長い議論をそこに凝縮する努力は大変だったと思います。

私が印象に残ったのは、何人かの方が「この後市民会議はどのような位置づけで、市政に対しどのような関わり方をしていくのか」「議論をどうまとめていくのか」というプロセスをとても大切に考えておられたこと、そして「市民会議と議会との関わり」に期待されていたことです。

「これだけの議論が市民でできるのなら、議会も市役所もいらないね」と冗談まじりの発言も飛び出しましたが、会議の皆さんはさすがに議論を重ねてこられただけあって、本質を理解されています。それぞれの分科会としての提言をまとめる一方で、縦と横のリンクの必要性を強く感じておられました。

いいかえればそれは、二元代表制の地方民主主義の仕組みの中で、市民の声を本来的な意味で市政に反映させるためには、市民と行政(執行部)と議会の関係を明確にしなければならないのではないか、ということです。

実は、その答えになる重要な事柄が、4月15日発行の「広報うらやす」2ページ目に掲載されているのですが、気がつかれましたでしょうか。
(No.023 へ続く)

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No.003「まちづくりリーグ」活動テーマのアイデア例

まちづくりリーグ・オモテ面

◎市の出前講座を活用しよう!
浦安市にはなんと、10人以上の市民が呼べば都市計画や環境、産業、財政、福祉など様々な分野について、出張して解説してくれる「出前
講座」という制度があるのです。ご存じでしたか?これを利用しないテはありません。どんどん呼んで、どんどん教えてもらっちゃいましょう。

◎マニフェストを読み解こう!
最近の選挙では、マニフェストという公約集がよく出されます。しかし、首長が出すべき公約と、議員が掲げるべき公約は意味合いが異なるのです。また、その公約を当選後どのように検証すればいいのか、などイロイロ知るべきことがあります。2007年4月には市議選・県議選があります。しっかり評価する力をつけましょう。

◎パブリックコメントに挑戦しよう! 電子掲示板に参加してみよう!
浦安市では、様々な計画や大きな事案に関して、市民の声を聞く「パブリックコメント」という制度を実施しています。でも応募する人は少ないのです。コメントをするためには計画のことをよく知らなくてはならず、面倒なんです。そこで、みんなで勉強しながら楽しく意見を出し合って、そのまま提出してみたらどうでしょう。
あるいは、今行われている「市民会議」の電子掲示板。206人の市民委員でなくても、関心のあるテーマについて自宅のパソコンからネット上で意見を交わすことができるのです。どんどん参加しちゃいましょう。

◎3月議会を傍聴しに行こう!
3月に行われる市議会は年度の最初の議会です。3選された市長の施政方針演説があり、新年度の予算の審議もある重要な議会です。そこで議会傍聴を中心に、どのように市政というものが進められていくのか、現場をみんなで見に行ってみませんか。

◎市民討論会を企画してみよう!
いま浦安では、「市庁舎の建て直し」「給食費の未納」「路面電車LRT」「入札問題」「市民病院の赤字」など多くの課題があります。こうした現在進行中の問題について、例えば個々のリーグで話し合いを行い、その後全グループや個人が一同に会し討論会を行うのも面白いと思いませんか。

◎自治基本条例について研究しよう!
自治基本条例とは、自分たちの街の市政をどのように市民主導で進めていくのか、を条例として定めたものです。三鷹市、杉並区、ニセコ町などで既に制定されており、我孫子市ではこの12月に議会に提出され、否決されました。制定すること自体いいのか悪いのか、という段階から市民自身が議論できるよう、まず研究するところから始めてみませんか。

●そして掲げる目標は!
2006年10月に行われた浦安市長選挙の投票率は、45.7%と低いものでした。これは4年前の選挙時に比べても、さらに3%低い数字です。これは、「普段の生活と市政が結びついているという実感がほとんどない」からだと思います。市政なんてのは市長や議員や市役所の職員や、あとは一部のヒマがある人たちが関わっているものだ、という感じが、少なからずあるのだと思います。
そもそも「まちづくりリーグ」という構想を思いたった直接の動機が、この低い投票率を何とかしたい、という思いからでした。そこでひとつの目標値として、浦安コペルニクス総研では次のことを掲げます。

◎平成22年に行われる次の市長選の投票率を、70%に引き上げよう。(略称=2270運動)

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No.002.「まちづくりリーグ」構想とは

まちづくりリーグ・中面

参照URL : http://blog.goo.ne.jp/ukv_2006/e/f4bbfc67d44cfb93d9c758ac4985091b
(旧ブログ・浦安ナレッジビレッジ)

●いま浦安市では、このまちの未来をどうつくっていけば良いかをテーマに、市民206人が集まって話し合う「第2期基本計画策定市民会議」という活動が進められています。
これまで市民が直接市政に参加することの少なかった浦安市にあって、この市民会議はとても良い取組みだと思っています。

●ただ、これは行政の側が音頭をとって市民を公募して開いたものです。あらかじめ決められたスケジュールの中で、月一度出向いていって半日から一日、会議を続けることが不可能な市民も多くいることでしょう。
そこで我が浦安コペルニクス総研では、自分たちのまちの事を自分たち自身で日常的に考えていく自主的な仕組みをつくることはできないだろうか、と考えました。そのひとつの試案が、今回提案する「まちづくりリーグ」という構想です。

◆例えば、○○一丁目地区に住む人々を中心にして、地域の課題を全般的に研究し、話し合う有志のグループ「A」 ができたとします。
グループA では、活動の過程で色々な意見、考え方、情報資料、まとまった見解などがでてきます。それらを、市民に広く公開・共有される「知的ストック」として蓄積しておきます。
◆同様に、今度は「市民のための病院のあり方」にテーマを絞り、全市の規模で話し合うグループ「B」 ができたとします。
グループA が「知的ストック」を蓄積していれば、グループBはその中から、自分たちの活動に有効活用できるものを利用することができます。
◆そのうちに、例えば「○○地区の医療問題」を具体的に市の政策として進めてもらおう、という気運が高まってきたとします。この新たな課題は、先攻するグループAとBの課題領域と重なります。そこで、AとBの中の有志に新たなメンバーを加え、グループC ができます。

◆このようにして、地域が直面する課題や、関心のあるテーマについて、自由に話し合ったり、情報交換を行うグループが、浦安のあちらこちらにたくさん、いくつもできてくると、それらの課題に対して当事者自身が積極的に関わっていく意識が形成されていきます。
さらに、そこで話し合われた結果や、参加を通じて得られた参考資料などの「知的ストック」をみんなで共有化すれば、いま浦安で何が起こっているのかとか、どこに問題があるのか、等といった事柄を把握しやすくなります。また、それぞれのグループが個別に参考資料を探したりしなくても、既にあるものを活用することができます。グループ間でノウハウも伝授されていくでしょう。もちろん、グループに限らず市政参加意識を持った個人単位でも、リーグに参加することが可能です。

●地域別、テーマ別の課題レベルでとどまってしまうと、総合的な視点でとらえることがなかなか困難になります。視点が矮小化すると、ニーズがいわゆる「地域エゴ化」してしまう危険性をはらみます。大小さまざまなグループがゆるやかなネットワークで連携することを通じて、地域エゴを超えた自治体レベルでの民意・総意を形成していく道筋が見えてくるのではないでしょうか。

●このような「参加退会自由・自主的運営・分離結合自由」という、フラット(平らな)ネットワークづくりは、市政をより身近なものにしていきます。市政と普段の生活との関連が実感できるようになれば、当事者として市政への関心が高まります。選挙での投票率もあがります。議会制民主主義という現在のフレームに対する意識が生まれてくるのです。
これが、これまでにない市民自身の手による浦安のまちづくり活動「まちづくりリーグ」の基本構想です。

●2007年の1月から、どこから何を始めようか、という企画ミーティングをスタートします。共に手をあげていただける方、説明だけでも聞いてみようという方、アイデアを思いついた方、ぜひご連絡ください。ミーティングの場所は、公民館でも喫茶店でも図書館でも、また有志の自宅でも近所の公園でも構いません。手作りの楽しいまちづくり活動に、一から参加してみませんか。

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