浦安コペルニクス総研・ブログ版

普通の人々が、日常の生活と浦安市の市政の関係を考えていく仕組みをつくりたい。 行政主導の市政から、市民主体へ、 コペルニクス的転換を試みる「行動する」研究体です。

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2017 No.3 市議会議員補選

告示日の今日になって、候補者5名が判明しました。
(50音順・敬称略)

芦田よしえ
いわお洋輔
おざわ松彦
さいとう哲
よしい由美
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2017.No.02 市長選挙立候補予定者の政策レビュー

2017年浦安市長選挙・立候補予定者3名の政策案が出そろいました。
今回の選挙は、5期にわたり存在感を示した現職市長の「県知事選出馬に伴う辞任」という背景があります。そのためか、2006年、2010年、2014年に行われた過去の市長選で見られたような、ネガティブキャンペーン合戦があまり目立っていません。
市民の間からも、政策論議を中心とした選挙戦を歓迎する動きが多く見られています。候補者から政策を聞くイベントや討論会の企画開催、候補者以外からも政策アイディアを募るイベント、そしてそれらに自主的にコミットしていこうとするインディーズのブログ言論やツイッタージャーナリズムの勃興など、これまでとは異なる雰囲気の中で、市長選と市議補選が始まろうとしています。

市長選挙立候補予定者3名の政策案を、比較表にしてみました。これは私自身が投票行動を決めるために作成した資料でもあります。
三名の政策案を比較してみると、それぞれに特徴が見られます。

●内田えつし氏
政策が網羅的である。反面、例えば「河川の水質改善」「文化芸術支援」といった大項目を掲げるに留まり、具体的な施策に踏み込んだものが少ない。地方都市が取組むべき施策一覧、といった印象だ。
実際のところ諸々の腹案はお持ちのようで、3月12日の討論会では「ロープウェーを使った新交通構想」(現実的にはバス交通網を充実させる考えであるとのこと)を披露している。行政経験、政治経験を自らの強みとされているところから、市長として強い影響力を行使せず、市民のニーズに対し市として対応していくという、調整型の市政スタイルのように思われる。
まずは前職が行ってきた市政に対してレビューや事業仕分けを行い、継続と刷新を使い分けるお考えのようだ。

●岡野じゅんこ氏
政策として掲げる項目の数が多い。ご自身の経験からか、子育てや女性に関連する施策については非常に細かく、図書館関係の施策も多く具体的になっている一方で、「シンボルロードのシャンゼリゼ計画」「中町を田園都市としてブランディング」「野菜工場を浦安の産業に」など大きな計画はざっくりと示されている。これらに関しては発案の根拠説明とフィージビリティ(実現可能性)の検証が必要となる。頻出する「ブランド」「ブランディング」というキーワードは、イメージ戦略の意味で使われているようである。ディズニー社との連携を特に重視されている点も他の候補と異なる。
「全国最年少女性市長」としてトップダウン型の市政を志向する点は、同氏を支援する前市長のスタイルを継承するものと言える。

●折本ひとみ氏
市内経済の活性化に関するアイディアとして、第二湾岸道路予定地の活用や循環バスを利用した交流市場構想など具体構想をお持ちの様子。またご自身の経歴から児童教育に関する施策案も示されている。しかしそれ以外は基本的に、市民力を「浦安のポテンシャル」と位置づけ、施策の立案や予算編成までをも協働の視野に入れた、市民ボトムアップを強く推進する方向性を示された。これは音楽ホールや震災モニュメント、格子状地中壁工法、スワンカフェ撤退など政策をトップダウンで強力に進めた前市長の方法論とは対極であり、岡野じゅんこ候補との対立軸となっている。
ポテンシャル活用のため「徹底した情報公開」を掲げ、市民参加、市民主体、市民協働というワードを多用し、実現に向けては市民委員会創設や議会改革、公民館運営などの仕組みづくりを構想されているようだ。


市民の声を聞く、というのは現代の地方政治では当たり前の前提になっています。ただし、その方法論の多くは「まず行政が政策を立案」することから始まる行政主導型です。そこをスタート地点として、「市民に提示し意見を聞く」「意見を参考にして計画の文言を修正する」等のプロセスを経て「予算案に落とし込み議会に諮り」実施に至るものです。このアプローチには、行政が描くストーリー以外の発想・視点・アイディアが入り込む余地がほぼありません。
以前浦安市で試みられ、「画期的な実験」と時の市長が自負された200人規模の市民会議も、知見の結集により多大な答申がなされましたが、もったいない事にその時だけで終わってしまいました。
今回の市長選にあたっては、ネットやイベントで多くの市民の方々から、それぞれが描く思い思いの浦安の未来像や、政策の提起・提案がなされており、議論が活況を呈しています。
また市職員の中にも、上職や部局の壁を乗り越えて、政策立案に資する情報をオープンソース化していこうと努力するチームも存在します。
これらを「浦安のポテンシャル」と考え、知恵と力と多様性を結集していく仕組みが作れたならば、そこに地方自治のあり方を進化させる可能性が見いだせると思います。そこから、はじめてその地方独特の魅力と理想像を描く「真のブランディング」が可能となります。
選挙で選ばれたからといって、市長は市政を白紙委任されている訳ではないはずです。市民を主体とした地方民主主義の新たな方法論立案を、今回の市長選立候補者の皆さんにぜひ期待したいと思います。

政策比較01

政策比較02

政策比較03

政策比較04

2017年 浦安市長選挙

現職市長の県知事選出馬に伴い、市長選挙が始まります。

●立候補予定者web(50音順)

内田えつし
http://www.urayasudaisuki.net/

岡野じゅんこ
http://okanojunko.jp/

折本ひとみ
http://www.urayasu-asita.net/

●市民による解説・意見web

浦安発・日本活性化プロジェクト
http://urayasu-fan.com/

浦安市民の情報交換ブログ
http://urayasucitizens.net/wordpress/

●討論会情報
「次代を創る公開討論会~若い世代が希望を持つ輝き続ける浦安に~」
日 時:2017年3月12日(日)
14時00分~16時00分
場 所:【本会場】
○明海大学 2102大講義室
〒279ー8550 千葉県浦安市明海一丁目
TEL:047-355-5111
【サテライト会場】
①新浦安駅前広場
〒279ー0012 千葉県浦安市入船一丁目1-1
②浦安駅前ロータリー荷捌き場
〒279ー0004 千葉県浦安市北栄一丁目13-1
【同時中継】
公益社団法人浦安青年会議所Facebookにて放送を予定

以下、関連リンク先を追加しました。

里海うらやす

あすうら

中町人 液状化対策


2017/3/12浦安市長選挙公開討論会まとめ #urayasu

2017/3/26浦安市長選挙・千葉県知事選挙・浦安市議会議員補欠選挙に関するまとめ #urayasu

はーべすと@3/26は選挙に行こう

2015.No.01 2015年浦安市議会議員選挙 分析レポート

結果比較表

2011年の得票率分布
2015年の得票率分布
得票率の増減

【はじめに】
2015年の浦安市議会議員選挙が終了し、次の4年間の市議21名が確定しました。
各候補者の得票数や、その推移を見ていくと様々なことが分析できます。既にいくつかのwebサイトで分析レポートや所感が示されていますが、前回の選挙結果と比較する場合、単純に得票数の増減だけでは見えて来ない点もあると思います。
例えば、2015年と2011年では
・投票率の違い(2015年 : 38.89%、2011年 : 43.81%)
・当日有権者総数の違い(2015年 : 124,220人、2011年 : 123,742人)
・有効投票数の違い(2015年 : 47,718票、2011年 : 53,453票)
・立候補者数の違い(2015年 : 35人、2011年 : 31人)
などの条件が異なります。いろいろなデータの見方があるかと思いますが、ここではそれぞれの年の有効投票数を100とし、候補者や会派、政党などのグループの票がどのように変動したか、を見て参ります。(以下、文中の敬称は略させていただきます。ご了承ください。)

【きらり浦安】
辻田あきら、すえますたかし、芦田よしえ、宮坂なお、の4名で構成。有効投票数に対する得票総数の割合は、2011年の12.18%から、今回14.4%と微増。落選した芦田の得票率は前回より1.3%の減少で、得票数そのものから受ける半減イメージほどには下がっていないことが分かる。一方、宮坂の得票率は前回より2.9%増加、これが同会派全体の得票率伸張を牽引している。昨秋の市長選では全員が松崎市長を支持、そのうち自民党の公認を受けた2名のみが票を伸ばした。(自民公認の3名は得票増加率No.1、2、3位を独占。)

【公明党】
秋葉かなめ、中村りか子、田村こうさく(2011年)、いちせ健二(2015年)。得票数を見ると党としてかなり減らしたイメージだが、実際には全体の得票率は2011年が11.78%、2015年が11.45%とほぼ変わらず。いちせの得票率は田村とまったく同じ4%なので、そのままスライドした形と言えよう。組織票堅調、強くも弱くもなっていないのか。

【共産党】
元木美奈子、みせ麻里、井原めぐみ(2011年)、森野卓郎(2015年)。
全体の得票率は2011年が7.73%、2015年が8.95%と微増。当選2名の伸びは+0.6%、+0.7%。井原、森野の得票率はともに全体の2%強なので、どちらの勢いもあまり変わらなかったと見てよい。既存票を越える程には集票が叶わなかったということか。

【民主党】
岡野じゅん子、吉村啓治。それぞれ前回より0.4%、0.3%伸ばし、全体では0.73%の微増。とはいえこの微増が明暗を分けて当選に繋がるのだから、いかに一票が重いかを示している。

【みらい】
ふかさく勇、宝新、西川よしずみ。市長選で全員が松崎市長を支持、「きらり浦安」同様に自民公認のふかさくが1.2%増と票を伸ばした。宝は票数だけ見ると減少のようだが、実は+0.1%の微増、西川は-0.6%の微減。会派全体では10.32%から11.03%と、0.71%の微増である。「きらり浦安」の結果とあわせて、やはり自民党公認は有効に機能したのでは?という仮説を立てて良いと思われる。

【復興浦安】
西山ゆきお、岡本よしのり、水野みのる、だいご 誠一(2011年)。水野を除く3名は市長選において折本候補を支持表明した。全体では2011年得票率が15.25%、今回は10.53%。今回不出馬のだいご票を差し引いても、減少した分は少なくない。水野の得票率は+0.1%と横ばいなので、主原因は岡本の-1.4%にある。後述する折本が票を大きく減らしていることを考えると、その支持に回った岡本も共に票を減らし(減少率No.1が折本、ついで岡本。)、西山にはその影響があまり出なかった、ということなのか。両者の結果の違いはデータ不足で現時点では不明。支持母体の特性、選挙・広報活動スタイルの違いだろうか。

【無会派】
ひろせ明子、折本 ひとみ、長谷川きよし、柳きいちろう。メンバーに入れ替えが無いにもかかわらず、2011年の得票率23.13%から、今回16.08%と7ポイントも減少した。やはり、折本の-6%という得票率減少が大きく影響している。市長選への連続挑戦は評価されなかったということか。むしろ、そのたびに繰り返すこととなった議員辞職を嫌った浮動票が離れた可能性がある。一方で、それだけ大きく下げながらも2位に1,600票以上の差をつけてトップ当選を果たしたのは、継続して支持する層が少なからず存在することを物語っている。
ひろせは票数こそ微減だが、実は得票率で+0.2%の微増。長谷川、柳も減少。落選した長谷川の減少率-0.9%は、全体の中では決して小さい数字ではなかった。

【その他候補】
2011年立候補組8名の得票率は12.74%、2015年立候補組13名の得票率は19.94%。それぞれ単純に人数で割ると、1.59%と1.53%となり、ほぼ同じ割合になる。
その中で、まいだ、小林あきひろ両者の3.0%という新人ながら高い得票率は特筆すべき。他のwebサイトで指摘されているように支持基盤を持った候補者が高い得票率を得ているのは分かるが、新人の場合、突出した得票の理由は推測が難しい。

【総論】
という訳で、前回と比較して全体に大きな変化は見られないものの、多少の傾向はみてとれる。すなわち、
●自民党の公認候補が票を伸張した。
●市長選で折本候補支持を表明した議員のうち、当人と岡本、長谷川候補が大きく票を減少した。しかしながら前者2名は元々の得票数が多かったため、減少分を相殺しても当選ラインを維持できた。
●公明党、共産党、民主党は傾向としては大きな増減なく、無風だったと言える。
●得票率で見た当落ラインは、2015年は2.2%、2011年は2.5%。得票率がこの前後になる候補者は1票の違いが大きく浮沈を左右する。50,000前後の有効投票数の1%は500人、0.1%の違いで50票が動く。結果として数票差で当落が分かれることになる。
●投票率が、2011年の43.81%に対し、2015年では38.89%と4.92%下がった。しかし、上記で見たとおり得票傾向に大きな変化がないことから、投票行動を早くから決めている「固定票」層はあまり棄権していないのではないか、と思われる。
●もともと選挙に行かない一定量の有権者層を除き、今回棄権のほとんどは浮動票層であると推測できる。ひとつの仮説として、市議選前の国政選挙、市長選挙が今回の投票行動に影響をおよぼした可能性があるのでは。(選挙に関心を失った、支持する候補者を変えた、等。)
●メディアを通じて、あるいは駅立ち・辻立ち、日常の活動等で市民の目に触れる機会の多い「目立つ」候補者は、それだけ自らを評価してもらう材料としての情報を、市民に多く発信していることになる。その情報をプラスと見るかマイナスと見るか、判断は市民一人ひとりで異なる。得票率を多く減らしながらも、トップ当選を果たした折本はその最たる例であるといえよう。
逆に言えば、支持母体によって3%(=1,500票)以上の得票率が見込める候補者は、目立ったことをせずに普段通り地味に活動していれば当選できる、ということにもなる。
目立つ活動をパフォーマンスと批判するよりも、議員や候補者には自らの活動を積極的に市民に知らせる努力を奨励する方が、私たち市民にとっては判断材料が増えて好ましい。

本件につきましては、気がついたことがあれば、随時更新して参ります。

No.31 何が問題なのか 高洲のモニュメント建設

マスコミで報道されて、話題が広がっている「高洲地区のマンホール・モニュメント建設」問題。
「震災の記憶を忘れないためにも残せ」という声と、「住民感情としては残したくない」という意見に集約される二極の対立構造が、市外の方々も巻き込んでインターネットの掲示板やツイッター等を中心に形成されつつあるようです。
モニュメント化に反対する声を、資産価値の低下のみを心配する「地域エゴ」だと冷ややかに見る人々も存在するようです。モニュメント化問題を表層的に捉えてしまうので、その種の情緒的感情論に基づく評価が生じます。

しかし、この問題を情緒論・感情論で議論するのは、中々難しいのではないでしょうか。
この話がどこから始まって、どう進んでしまっているのかそのプロセスを検証、整理することで、解決の方向性が見えてくるように愚考します。

市は、モニュメント化の目的を「東日本大震災による液状化被害と、震災で得たさまざまな教訓を日々風化させることなく、後世の記憶にとどめるため」(広報うらやす2012年9月15日号より)としています。
そうであるならば、ではモニュメントとして「何を遺すか」(対象物の選定)、そしてそれを「どう遺すか」(手段・手法の選定)という検討の段階があるはずです。
その段階の説明が市民に対してなされないために、「高洲中央公園内の浮き上がったマンホール」という「対象物」を、そのままその場所に遺すという「手法」が震災モニュメントにふさわしいかどうかがうやむやのままなのです。そこが、周辺地域に暮らす住民の方々や、市民の理解・共感が伴わない理由なのではないでしょうか。
これでは、「当該マンホールをそのままの形で遺す」というアイデアが先に立って、震災モニュメントの設置が発想されたように思われても仕方ありません。
震災遺構なら他にもモニュメント候補に適したものがあるかもしれません。建設反対の署名活動などがが起きない物件が望ましいのは言うまでもありませんし、手法としても、例えば博物館や市民文化会館に移設する、当時の写真や映像とともにマンホールのフタなど一部のみ展示する、などが考えられます。

震災の記憶を風化させない、という意味では、浦安市は既にA4判フルカラー68ページの記録写真集「ドキュメント 東日本大震災 浦安のまち−液状化の記録−」を出版社に依頼して製作、新年度以降に防災学習の副教材として活用する意向も示されています。
舞浜、新浦安地区では地面や道路、建物もまだ元通りに復旧しておらず、震災の記憶が風化するのはまだまだ先のことです。そして問題のマンホールの下にある耐震性(のはずだった)貯水槽、これもまさに風化させてはならない重要な震災の証言者です。

この貯水槽(貯水量100トン)は1996年に、公園の駐車場地下に災害時の飲料水確保のため浦安市が約1億2千万円をかけて設置したものです。しかし、液状化により1メートル以上浮かび上がり、使用不能となりました。
100トンの重量を持つコンクリート製の耐震貯水槽が、浮き上がり防止の金属ベルトまでをも破壊して浮上してしまったのです。
この事実は、モニュメントとして遺すかどうか、という議論より以前に、検証されなければならない重要な問題だと思います。
約1億2千万円の設備が役に立たず、本来の目的を全く果たせなかった。同種の設備は他にも存在するようですし、今後のためにも構造上何が問題だったのか、明確にするべきではないでしょうか。地上にモニュメントとしてマンホールを整備してしまったら、壊れた貯水槽跡がそのまま地下に埋もれてしまいます。そうなったら再度掘り起さない限り、もはや検証はできません。
「モニュメント、150万円位でできるなら別にいいんじゃない」と思っている方がいらっしゃるとしたら、その理解は大変危険です。
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